厚労省公開情報(ワクチン審議会報告等)に基づくChart.jsグラフ

  厚労省から公開されている下記審議会(※)資料に人口動態調査データを追加してグラフ化してみました。   (※)第69回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)   上記審議会報告の資料2_7_1のなかで、人口動態調査データに基づいて、100万人当たりの死者数を比較したページがあったので、別途、人口動態調査のデータを追加して、自分自身で、比較グラフを作ってみた次第。   これによれば、ワクチンが安全か否かなど、簡単に判定できないのではないかという印象ですが、誰もが自由にアクセスできる情報ですので、各々、ご自身で確認してみてはいかがでしょうか。   結果のグラフはこちら  

審議会資料について

  厚労省のwebサイトにおいて、前述の審議会報告資料の17、18頁に、下記の情報(若年者の死亡報告頻度)が公開されています。  
  上記が掲載されているページには、以下で辿れます。   「厚労省(ホーム)」から、トップのメインメニューバーで「政策について」「審議会・研究会等」と辿り、表示されたページの中のリンクから「厚生科学審議会」、次のページで、「予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会」を選んでクリックすると、「厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)といページに辿つきます。         その中の一覧表で、「第69回」の行の「資料等」の列の「資料」をクリックすると、資料一覧のページになります。     この資料一覧のなかの、資料2-7-1に関する以下のページのなかの17,18頁の「若年者の死亡として報告された頻度について」が冒頭で記述したものです。    
 

人口動態調査データ

  前述の資料の16頁に、「若年者の死亡として報告された事例数の検討に係る考え方」という項目の注記に、「※ 表中の死亡数は、2019年「人口動態調査(確定数)調査年月2019年 表番号 下巻1-1 死亡数, 死因(三桁基本分類)・性・年齢(5歳階級)別」を用いて算出。」といった記載があります。     これをもとに、各死因別の死亡数を確認してみることにしました。  

eーstatページ

  人口動態調査のデータは以下で取得できます。   (1)「e-stat」トップページで、キーワード検索「人口動態調査」で検索     (2)次のページの「政府統計一覧」で、「人口動態調査」をクリック     (3)次のページの一覧表で、「ファイル」をクリック       (4)次のページのファイル一覧から該当のファイルを探してクリックするとダウンロードぺーじへ       今回の場合は、「確定数」「死亡」「年次」をクリック、次のページで「2019」クリックし、次のページのファイル一覧で、下巻1-1「死亡数,死因(三桁基本分類)・性・年齢(5歳階級)別」のうち (1)「ICD-10コード A~T」のcsvをクリックするとcsvファイルのダウロードが実行されます。    

ダウンロードファイルの内容

  以下は、ダウンロードしたcsvファイルの内容です。  

比較データの算出

  csvをEXCELファイルに変換して、代章から第17の行と列を抜き出し、更に列については、5歳刻みを、①10~19、②20~29、③30~39の10歳刻みにまとめます。   以下はその結果です。       さらに、厚労省の資料と合わせる為、100万人当たりの日別頻度を算出しました。     7日間の観察での日別頻度というが適正なのかどうか良く分かりませんが、ここは、比較のために合わせました。  

グラフ化

  集計した結果と、厚労省の資料を含めて、10代、20代、30代について、各死因別100万人あたりの死亡者数をグラフ化してみたのが、Graph(1)~Graph(3)です。  

グラフ(1):10代

 

グラフ(2):20代

     

グラフ(3):30代

      こちらのページでは、インタラクティブなグラフで、グラフ上の値の読み取りが可能です。また、元データを、表(1)および表(2)として示しています。    

インフルエンザワクチンについて

  さらに、厚労省の審議会資料には、インフルエンザワクチンの副反応に関する資料もあります。 第66回の資料では、2020/10/1~2021/3/31の半年間の10代~30代の死者数が「0人」で、全での年代でも「3人」です。   また、第46回の資料には、2018/10/1~2021/9/30の1年間の死亡数の記載がありますが、全ての年代で「3人」、10代から30代で「1人」です。   比較のため、条件を合わせて100万人あたりの日別頻度を計算すると、全ての年代の合計で、(3/52,510,000×365)×1000,000=【0.000156件】ということになります。(※副反応を1年間調査できるか否かは分かりませんが)     一方、コロナワクチンの場合10代から30代だけで、0+0.09+0.13+0.09+0.22+0.18=【0.71件/100万人・日】です。 また、2021年2月17日~9月12日までの推定総接種回数は10代3,038,532回、20代5,806,991回、30代7,845,077回で、計16,690,600回で、死亡者数「21人」です。 年代別や期間などの条件は違いますが、決定的に大きな違いということになります。  

まとめ

  厚労省から公開されているデータをもとにグラフ化してみました。 誰もが閲覧できるデータで、公開サイトへのアクセスや、ダウンロードなどについても記載しています。 各々が、元データを確認するための一助となれば幸いです。  

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