政府統計の可視化(人口動態統計特殊報告)

政府統計を、Leaflet、Chartで可視化する試みです。今回は、「人口動態統計特殊報告」という政府統計の中から、主要な死因による死亡者率を対象としました。

統計調査データについて

  厚生労働省が管轄している人口動態調査による、「人口動態統計特殊報告」を利用しました。調査内容やデータの内容については、厚労省のページで確認してください。

調査データの公開サイト

  「人口動態統計特殊報告」は、政府統計の総合窓口(e-Stat)のサイトでデータをダウンロードすることができます。e-Statのページには、厚労省のページからは、以下のリンクをたどっていくことができます。 厚労省「各種統計調査」ページにある「厚労労働統計一覧」をクリック、次のページの「人口動態統計特殊報告」をクリックして、その先のページにある「統計一覧」をクリックすると、e-Stat(政府統計の総合窓口)にリンクされます。 この調査データのうち、今回ここで、可視化対象としたのは、死因別死亡者数に関する調査データです。
(1)H27調査結果のうち、主要死因の各年齢層別死者数 (2)S35からH29までの主要死因による死者数推移(各死因比較) (3)S35からH29までの主要死因ごとの死者数推移(最大県、最少県、全国比較)
※共に、人口10万人当たりに換算された数字をそのまま使用しています。 ただし、「人口動態統計特殊報告」として公開されているのは、H27までのため、上記の(2)に関しては、「人口動態調査」の確定データとして公開されている、2019のデータを追加しました。 追加したデータの掲載先はこちらのページで、「死因(死因簡単分類)別にみた都道府県(特別区-指定都市再掲)別死亡率(人口10万対)」という調査表です。

画面などの説明

  LeafLetによる地位図表示、Chartでのグラフ表示により、作成したのは以下の画面です。  
1.地図表示 ・最新データ(この時点ではH27)に基づく、主要な死因による死亡率の県別ごとの色分け表示 2.グラフ表示 (1)主要死因別死者数の推移(S35~H27まで) ※H32データを別途追加 (2)主要死因別での最大、最小県、および全国に関するデータの推移グラフ(それぞれを重ねて表示) ※最大、最少はH27年のデータで判定したもの 3.指定県に関する個別表示 (1)主要死因の推移(重ねて表示) (2)主要死因の年齢層別死者数 (3)主要死因ごとの推移グラフ(全国平均と重ねて表示)

操作について

  地図表示については、左上に2並んだ、こちらのレイヤアイコン  のうち、下側のもの をクリックすると、各死因のチェックボックスが表示され、いずれかにチェックを入れると、該当データで県毎に色分けされた地図が表示されます。
さらに、地図上で任意の県をクリックすると、詳細ページへのリンクが表示され、ここから、当該県に関する詳細情報のページに遷移します。遷移先のページでは、以下のグラフを表示しています。  
  上記3.のグラフが表示されます。  

実際の画面

※別ページの画面を埋め込んでおり、隠れている部分がありますので、スクロールしてください  

まとめ

  人口動態調査は5年ごとに実施されているようです。なかでも人口動態統計特殊報告としてまとめられているのは、H27(2015年)調査分までです。2019年の調査がすでに実施されていますので、その結果がいずれ公開されるでしょう。その際には、その分を反映したいと思います。 なお、データ取り込み時のミスや、システムバグの可能性もありますので、何らかの判断に利用する際には、公開元データの確認をお願いします。  

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