LeafLetによる地図表示やChart.jsに関して、いくつかトライアルしてみましたが、今回改めて、厚労省や官邸による公開データをもとにした、全国各県の感染状況の可視化にトライしてみました。全国の各県それぞれについて、
コロナ感染に関する厚労省や官邸の公開情報を、平均との比較でグラフ表示などしたものです。
表示内容
表示しているのは、基本的に以下のふたつです。
(1)全国地図で、県毎の感染関係指標を色分け表示 (2)各県の感染関係の日別データ表示と全国平均と比較した指標推移のグラフ表示
地図による色分け表示
厚労省の公開データを元に、県ごとの比較ができるよう以下の指標で色分けしています。
(1)PCR検査:検査数/人口(2)陽性率:陽性者数/PCR検査数 (3)要治療者率:入院治療などを要する者/PCR検査数 (4)重症者率:PCR検査に対する重症者の数/PCR検査数 (5)回復者率:通院又は療養解除となった者の数/PCR検査数 (6)死亡者率:死亡者/PCR検査数 (7)ワクチン接種率:ワクチン接種数/人口 (8)1回目ワクチン接種率:1回目のワクチン接種数/人口 (9)2回目ワクチン接種率:2回目のワクチン接種数/人口
各県の感染関係データ推移グラフ表示
地図上で、県を選択して、「詳細データ」をクリックすると、該当の県に関する日々のデータや、平均と比較できるグラフを表示したページに遷移します。 そちらのページで表示しているのは、以下のような内容です。
(1)厚労省などから公開されてるデータの日々の推移(2)人口や、PCR検査数に対する比率のグラフ(全国平均を重ねたグラフ)
地図に関する操作について
初期表示では、背景地図のみが表示されていますが、右上のレイヤーアイコン
のうちの
下の方のアイコンをクリックすると、各情報項目が表示され、これをチェックすることで、該当の指標に基づいた県別の色分け地図が表示されます。
さらに、所定の県をクリックすると、関連情報が表示され、そのうち、「関連情報」をクリックすると、該当県に関するデータの日別の一覧表や、全国平均と比較した指標のグラフをご覧いただけます。
実際の画面
まとめ
LeafLet、Chart.js、Laravel、WordPressを活用して、厚労省や官邸から公開されている情報を可視化してみました。
感染指数上位県の比較グラフに続き、
全国各県の状況を平均との比較でグラフ化したものです。 このようなツールの利用に慣れれば、比較的容易に、地域に関する統計情報などの可視化といったことができそうです。 引き続き、ツールの基本的な使用法やその応用についてトライしてみたいと思います。
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