世界銀行のウェブサイトで公開され、ダウンロード可能なGDPに関するデータを可視化(グラフ化)してみました。
1960~2022までのデータをもとに、(1)選択した国のGDP等推移グラフ(2)GDP指標と国を選択した、比較グラフ(3)指定したGDP指標に関する、指定期間の伸び率ランキンググラフ などを表示することが可能。
自由にお使い頂けますので、お試し頂ください。
概要説明
元データについて
世界銀行のWebサイトのこちらのページからデータのダウンロードが可能です。
このページから以下の4つの指標について、リンクをたどった先のページで、形式を指定したダウンロードが可能になっています。
今回グラフ化した4指標
- (1)名目GDP
- (2)実質GDP
- (3)一人当たり名目GDP
- (4)一人当たり国民総所得
たとえば、最初のページにある「掲載指標例」(下図)のなかで「国内総生産(名目GDP)」のリンク先のページへ進むと
以下のようなページで、csv、xmlなどの形式を指定したダウンロードができます。
表示内容
上記の指標を基に、以下の3つグラフとその元になる3つのデータ一覧表を表示しています。
グラフ(1)
国を指定すると、その国について、前述の4指標全てに関する1960~2022の推移を折れ線でグラフ表示します。ただし、名目GDP、実質GDPは、左軸目盛、一人当たり名目GDP、一人当たり国民総所得は右軸目盛での表示になっています。
なお初期表示では「Japan」が選択されてます。
■グラフ(1)
一覧表(1)
上記グラフ(1)の基になっているデータを一覧表示します。大元のデータから、指定国のデータのみを抽出したものです。
■一覧表(1)
グラフ(2)
4つの指標のうちから指定した1つの指標について、指定期間の推移をMax5か国まで一つのグラフに折れ線表示します。つまり、Max5か国までの比較が可能ということです。
以下、初期表示では、表示なしの状態になっており、「表示更新」をボタンクリックすることで、グラフ(2)、一覧表(2)、グラフ(3)、一覧表(3)が表示されます。
■グラフ(2)
一覧表(2)
上記グラフ(2)の元データの一覧表です。
■一覧表(2)
グラフ(3)
上記グラフ(2)表示で指定した指標と期間について、伸び率を計算してランキング順に折れ線表示します。ただし、すべての国名を表示しきれてないので、指定した5か国がどれかを判断するには、下記の一覧表(3)で確認する必要があります。
■グラフ(3)
一覧表(3)
上記(3)の元データの一覧表で、ランキング順に国ごとの伸び率、指定期間の最初と最後の年の値を表示しています。
なお、上記で指定したMax5か国については、色分け表示することで、それぞれどのポジションに当たるが判別できます。項目名「Country」クリックにより、国名で並び替えすると、見つけやすいでしょう。
■一覧表(3)
操作説明
グラフを表示する条件指定として、2か所の条件指定と、表示ボタンクリックが必要です。
グラフ(1)と一覧表(1)の条件設定と表示
(1)条件設定:Country(国)の指定
グラフ(1)に表示する国をドロップダウンリストから選択すると、初期表示「Japan」から変更できます。
(2)表示実行:
「グラフ(1)表示更新」ボタンクリックで、グラフ(1)、一覧表(1)が更新されます。
ただし、一覧表(1)は、初期表示では、折りたたまれています。
グラフ(2)一覧表(2)の条件設定と表示
グラフ(2)一覧表(2)とグラフ(3)一覧表(3)の条件設定は、兼用になっています。
(1)条件設定
以下の条件をドロップダウンリストから選択します。「比較する国の選択」はMax5か国まで。
- 1)Year:期間の指定
- 2)GDP(GNI)指標の変更
- 3)比較する国の選択
(2)表示実行
「グラフ(2)(3)表示更新」ボタンクリックで、上記グラフ(2)一覧表(2)、グラフ(3)一案表(3)が表示されます。
ただし、一覧表(2)(3)は、初期表示としては、折りたたまれた状態になっています。
グラフ(3)一覧表(3)の条件設定と表示
前述のグラフ(2)一覧表(2)の条件設定、表示実行を兼用しています。
1)条件設定
前述のグラフ(2)の条件設定が反映されます。
2)表示実行
前述のグラフ(2)の表示実行が反映されます。
サンプル事例
Japan、India、Chaina、RussianFederaion、UnitedStatesの5か国の名目GDPの比較グラフを表示してみたのが、こちらのページの記事です。
まとめ
世界銀行の公開データを基に、GDP関連4指標についてグラフ化による可視化ページを作成してみました。
現在、大きな変化が起きている前までのデータのような気がしなくもありません。ですが、各国の推移、動向については、低迷している日本、一方、顕著な伸びのChinaなど、巷間言われている実態を反映している様に見えます。
国の選択、指標の選択、比較の対象など、条件設定ができますので、お試し頂ければ幸いです。
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