FAO 食品貿易からのCSVファイルを可視化- Visualyze Any CSV Data From FAO Trade Matrix

国連食糧農業機関(FAO)のサイトで公開されているTradeMatrixに関するデータについて、こちらのページで、グラフと地図で可視化してみました。その際、サンプルとして予め用意したのは、「2020年のJapan」の情報だけでした。 サンプルとして予め用意したもの限らず、FAOサイトから任意の条件でダウンロードしたCSVファイルを読み込んで、同様に表示することが可能なので、ここでは、その操作要領について紹介します。 以下、「表示や操作についての説明」と「実際の画面」との構成になっています。実際の画面には、このページ上で利用することも可能ですが、先の投稿ページでも利用できますので、そちらも確認ください。 また、以下の説明をとばすには、こちらへどうぞ。  

表示や操作についての説明

 

表示内容について

表示しているグラフ、地図については、以下の<表示内容>の通りです。 <表示内容>
(1)Reporter Countryと Partner Country間の貿易統計グラフ:グラフ(1) (2)上記(1)の元データ一覧表:一覧表(1) (3)Reporter Countryの指定品目(Item)に関する貿易統計グラフ:グラフ(2) (4)上記(3)の元データ一覧表:一覧表(2) (5)上記(3)(4)に関する国別色分け地図
  これらについては、予め用意したサンプルデータ、「Partner Country =Japanの Year=2020」にもとづいた初期画面が表示されています。サンプルデータによる表示については、先に公開したこちらのページを確認ください。 サンプルデータに加えて、FAOサイトから、これ以外の条件でCSVファイルをダウロードすれば、それに応じた、Yearや、Partner Countryなどの設定条件による表示が可能となります。 下記の「表示事例 2パターン」 で、具体的な表示内容をご覧いただけます。

ダウンロードから表示までの手順(例:Russia、Ukarainの農産品貿易)

たとえば、例として、Partner Country をRussiaおよびUkraine、Yearを2020年とした条件で、CSVファイルを取得し、表示するまでの手順を、以下、解説します。

CSVファイルのダウンロード

  FAOサイトで、「Data」、「Traide」、「Detailed Trade Matrix」と進んだ、こちらのページで、以下の各条件を設定し、最後に「ダウンロード」ボタンをクリックすると、CSVファイルを取得できます。(詳しくは、先のページも確認ください) 実際のダウンロード条件設定:以下の条件でダウンロードしました。
(1)Reporter Country:  Russia 又は Ukraine (2)Partner Countries:  Select All (3)Item:  Select All (4)Year:  2020 (5)Type 以降: 設定を変えず、そのままの条件
  なお、下記条件(1)(4)は、データサイズの関係で、ひとつだけの選択としています。 ダウンロードしたCSVファイルのデータ項目(Header)は、以下の通りです。
l"Domain Code","Domain","Reporter Country Code (FAO)",  "Reporter Countries","Partner Country Code (FAO)","Partner Countries","Element Code","Element","Item Code (FAO)","Item","Year Code","Year","Unit","Value","Flag","Flag Description"
 

ダウンロードしたCSVファイルの読み込みと表示

以下は、ダウンロードしたCSVファイルを当サイトでの表示する手順です。

読み込み

「保存データがあれば➡ファイルを選択」をクリックして、CSVファイルを指定します。 ダウンロードしたファイルを指定して、「開く」をクリック。 読み込みできると、基本条件を読み込んで、以下の選択肢(ドロップダウンリスト)が設定されます。 (例では、Repoter Countryがサンプルデータの「Japan」から「Russian Federation」に変わりました) その他の以下の設定条件の選択肢も、ダウンロードしたデータにより変わってきます。
Year :(FAOでダウンロードした際の条件) Report Country :(FAOでダウンロードした際の条件) Partner Country :(FAOでダウンロードした際のALLとすれば、世界各国の選択が可能) Items:(FAOでダウンロードした際のALLとすれば、全品目からの選択が可能)
  以下、ドロップダウンリストの内容です。 (1)Partner Countryの選択 (2)Itemの選択 なお、上記(1)(2)のドロップダウンリストは、取引額順で並んでいます。

条件設定と表示の実行

上記の設定条件を設定して「Dispボタン」をクリックするだけで、各グラフと、一覧表、地図が表示されます。

表示事例 2パターン

Report CountryがRussian FederationのCSVファイルの場合(パターン1)と、Report CountryがUkrainのCSVファイルの場合(パターン2)を読み込んで表示実行した結果を以下に示しました。

パターン1

Report Country 「Russia」の CSVファイルを読み込み、Partner Countryを 「United State Of America」として「Diapボタン」を押してみました。  

グラフ(1)

RussiaとAmericaの間の貿易を示すグラフです。

グラフ(2)

Russiaで最も取引(Qunatity)の多い品目(Almond shield)に関する各国との貿易を示すグラフです。

地図

品目(Almond shield)に関して、Russiaとの貿易量により国別に色分けした地図で、Russia側の輸入を青、輸出を赤としています。
Report Country にとっての輸入
Report Country にとっての輸出
 

パターン2

次に、Ukraineの CSVファイルを読み込み、Partner Countryを 「United State Of America」としてみたのが、以下の表示です。以下、パターン1と同じです。

グラフ(1)

UkraineとAmericaの間の貿易を示すグラフです。  

グラフ(2)

  Ukraineで最も取引(Qunatity)の多い品目(Chocorate Products)に関する各国との貿易を示すグラフです。 さらに、Item を、Chocrate products からwheatに、IndicatorをQuntityからValueに変えてみました。

グラフ(2)その2

地図

  Wheatの貿易を示す、地図表示は、こんな感じになっています。
Report Country にとっての輸出
 
Report Country にとっての輸入

あとがき

  FAOのTrade Matrixから、任意の条件でダウンロードしたCSVファイルをもとにグラフや地図表示できるようにしてみたので、案内しました。 Japanのデータも2020年以降のデータが公開された際に、活用いただけると思います。但し、CSVファイルのデータ項目が同じという条件になるので、その点はご理解ください。 予想外の気付きがあるかもしれません。お試しください。    

実際の画面

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