(10代、20代、30代) ワクチン副反応とコロナ感染情報のグラフ化

東洋経済オンラインの「新型コロナウイルス国内感染の状況」のサイトをみて、10代、20代、30代の死亡者数が厚労省から公開されていることが分かったので、改めて確認してみました。  

10代、20代、30代の副反応情報

  以前、第69回の厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)資料の中に、10代、20代、30代の死者数の情報があったので、それと人口動態速報の各死因別の死者数のデータをもとにした比較グラフを、こちらのページで作成したことがありました。 その続きで、コロナによる死者数や、重篤者数とワクチンによる死者数や副反応の比較をしてみしてみることにした次第です。

厚労省の公開情報について

  10月1日の審議会なので、少し前の情報になりますが、以前作成したこちらのページのグラフと合わせる為、第69回審議会の情報と、10月1日付の「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年10月1日版)」の資料を確認しました。  

コロナ死者数

  コロナによる死者数の情報はこちらの「報道発表資料」に掲載されています。このなかの10月のリンク先からさらに日付別のページにとび、今回は第69回審議会と同じ10月1日の情報を対象としました。 たくさんの情報があって戸惑いますが、とりあえず、以下のページを辿っていきます。 「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年10月1日版)」ページ下方にある(参考資料)で、新型コロナウイルス感染症の国内発生動向:2021年9月28日24時時点 のPDFを開きます。       このページに以下の記載があります。        

副反応情報

  ワクチン副反応数に関する情報にはこちら、厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)から辿ります。第69回の「資料」をクリックし、次のページにある資料2-7-1のPDFを開きます。 この中に、10代、20代、30代の副反応に関する記載がそれぞれ下記のページにあります。  
死亡に関する情報:16頁、17頁
         
アナフィラキシー情報:21頁、24頁
     
心筋炎情報:26頁、27頁
         

100万人当たりでの比較情報

  上記の情報を元に、比較のため100万人あたりに換算したのが下記の比較表です。   但し、解釈や集計に誤りがあるかもしれませんので、元情報を確認して下さい。
年齢区分人口推計(※1)コロナ (※2)コロナ100万人当換算(※3)ワクチン副反応(100万人当)
死者数重症者死者数重症者死者 (※4)心筋炎+アナフィラキシーショック (※5)
10代1087万人0.1840.0924.63
20代1262万人21141.6641.1090.3148.48
30代1367万人71415.1942.9990.3173.23
(※1):人口統計の2021年10月1日の推計値 (※2):「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」の死者数と重症者数 (※3):死者数、重症者数について(※1)÷(※2) (※4):第69回審議会の資料より、ファイザとモデルナ合計

①10代:0.09+0

②20代:0.22+0.09

③30代:0.18+0.13

(※5):第69回審議会の資料より、ファイザとモデルナ合計

①10代:[(1.3+2)+(0+4.2)]+[(1.3+1.34)+(14.49+0)]

②20代:[(3.9+17.3)+(2.8+4.7)]+[(8.15+0.86)+(10.4+0.47)]

③30代:[(14+49)+(0.8+4.5)]+[(1.8+0.89)+(1.55+0.69)]

       

100万人あたりでの比較情報の修正(接種比率による修正)

  ワクチンに関する各メーカの数字を単純に合算するのは誤りと思い、それぞれの接種比率により数字を修正しました。   接種比率
メーカー10代20代30代
ファイザ(比率%)3970583808606810828621
(0.757)(0.557)(0.640)
モデルナ(比率%)127242664247486094229
(0.243)(0.443)(0.360)
接種率による修正
年齢区分人口推計コロナコロナ100万人当換算ワクチン副反応(100万人当)
死者数重症者死者数重症者死者 (※6)心筋炎+アナフィラキシーショック (※7)
10代1087万人0.1840.079.84
20代1262万人21141.6641.1090.1624.79
30代1367万人415.1942.9990.1645.49
(※6):死者数修正 ①10代:0.09X0.757+0  =0.068 ②20代:0.22X0.557+0.09X0.443=0.162 ③30代:0.18X0.64+0.13X0.36 =0.162 (※7):重篤者数修正

①10代:[(1.3+2)+(0+4.2)]X0.757+[(1.3+1.34)+(14.49+0)]X0.243 =9.84

②20代:[(3.9+17.3)+(2.8+4.7)]X0.557+[(8.15+0.86)+(10.4+0.47)]*0.443=24.79

③30代:[(14+49)+(0.8+4.5)]X0.640+[(1.8+0.89)+(1.55+0.69)]X0.360=45.49

     

グラフ化

  上記のデータについて、CHart.jsを使って、グラフ化してみました。    

まとめ

  厚労省から公開されている情報が、あまり周知されないように感じ、情報共有の一助になればといった思いから、公開情報をいくつかChart.jsでグラフ化したりしていますが、今回もその一環です。   ワクチン接種については、副反応があっても因果関係不明のまま放置されかねない様で、そうなると、何かあっても結局は自己責任となってしまいます。接種するか否かの選択に際しては、自ら情報をチェックして判断するより他ありません。   厚労省などの公開情報ですらあまり報道されないなか、多少なりとも元情報への橋渡しになれれば幸いです。

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