公開サーバ側データのバックアップ

公開サーバ側のデータバックアップについて、まとめてみました。 さくらインターネットのケースですが、他のサーバでも参考になればと思い、書いておきます。

サーバサイドでのアックアップ

レンタルサーバ側のサービスに、ほぼバックアップ機能が備わっていると思います。さくらインターネットの場合は、「バックアップ&ステージング」というメニューになります。

図1 さくらインターネットコントロールパネルのメニュー

この機能を使って、「バックアップクイック作成」でWWWをバックすることができます。

図2 さくらインターネットバックアップ&ステージング画面

また、「SnapUp」管理画面により、スケジュール設定もできます。

図3 さくらインターネット バックアップ&ステージングからのSnapUp画面

ローカルにバックアップ

サーバ側からの警告もあるし、念のため、ローカル環境への定期的なバックアップも必須です。

データベースのバックアップ

データベースのバックアップは、MySQLの場合は、phpMyAdminでエクスポートすれば、ローカルのダウンロードフォルダーに、sqlファイルがダウンロードされます。

図4 phpMyadmin画面

WordPress以外のファイルバックアップ

WordPress以外は、基本的に、ローカルで編集したファイルをサーバ側にアップロードという手順になるので、サーバ側で変更されたものだけをダウンロードすれば済むのではないでしょうか。 例えば、WinSCPを使えば、フォルダー比較、ファイル比較を使って、差分を確認してダウンロードすることもできます。

WinSCPで差分ダウンロード

ファイル比較は、使用するソフトを選択できるようになっていますが、ソフトウェアは、別途インストールする必要があるようです。ここでは、WinMergeをインストールして選択しました。 オプション」-「環境設定」-「環境設定」で表示される設定画面で、「コマンド」をクリックして表示されるカスタムコマンドから、「ファイルを比較」をダブルクリックすると、「ファイル比較プログラムを選択」で、予め登録されている中から「WinMerge」を選択できます。 WinSCPのメイン画面にもどり、「コマンド」―「静的カスタムコマンド(C)」ー「ファイルカスタムコマンド(C)」で「ファイルを比較」を実行できます。 「ファイルカスタムコマンド(C)」下の「カスタムコマンド(M)」をチェックすると、メニューに「ファイルを比較」が常時表示されるようになります。

図5 WinSCP 「コマンド」-「静的カスタムコマンド」-「ファイルカスタムコマンド」まで

WordPress関係ファイルのバックアップ

Wordpressの場合は、データベースのバックアップさえあれば、他にはメディアの「uploads」だけでも、なんとか復元は可能と思います。 ですが、WordPress自体あるいは、テーマの「バックアップ」または「エクスポート」機能で出力したxmlファイルなどがあれば、復元は更に簡単でしょう。

All-in-One WP Migrationからのエクスポートファイル

一番復元が容易なのは、プラグイン「All-in-One WP Migration」をつかって、エクスポートしたファイルをダウンロードしておくことです。

図6 All-in-One WP Migrationのエクスポート画面

All-in-One WP Migrationでエクスポートしたファイルは、「wp-content」-「ai1wm-backups」の中に、日付付きのファイル名で保管されているので、これをダウンロードするだけで済みます。

図7 wp-contentフォルダー内

ダウロードに際して、ファイルサイズが大きければ、必要に応じてリモート圧縮すれば良いでしょう。

図8 さくらインターネット「ファイルマネージャー」でのリモート圧縮

まとめ

公開サーバのデータバックアップについて、予め備えておく必要があると思い、まとめてみました。とくにWorpress関係は、公開サーバ側が正規のデータとなるため、気になっていたところです。後は、バックアップの手間がどんなものかで頻度を決めていくことになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました