WordPressの投稿記事がなくなった場合の復元法

保存はしたはずなのに、記事一覧にない。誤って記事を消してしまった。そんな経験はないでしょうか。 そんなときでも、大抵の場合は、データベースから復元できます。

記事が消えた場合の復元の方法

四苦八苦して書いた記事が見当たらず、いろいろ試して、どうにか復元法にたどり着いた体験によるものです。 まずは、必死に対処法をネットで探しました。 そして以下を見つけました。
(1)リビジョンでの復活 (2)ゴミ箱からの復元 (3)ChromeCacheViewからコピー

リビジョンでの復活、

記事編集画面に確かに、リビジョンなるものがあります。 そして、下書き保存すると、リビジョン数がカウントアップされます。 リビジョンをクリックすると過去の投稿記事から、いずれかを選択選択して復活できるようです。 書きかけの内容を、いったん下書き保存しておけば、過去のリビジョンを復活させたあと、再度、今書いている内容に戻すことができます。 管理画面上の操作なので、復元は簡単です。 とても便利ですが、私が遭遇したのは、記事が投稿一覧にでてこないというものなので、残念ながら、この方法では、対応できませんでした。

ゴミ箱からの復活

ゴミ箱にあれば、復元は簡単です。投稿一覧で、ゴミ箱をクリックすれば、移動した記事の一覧が表示されるので、該当記事の復元を実行すれば済みます。 ゴミ箱に捨てた覚えはないのですが、一縷の望みをかけて、なかを開いてみましたが、やはりありませんでした。

ChromeCacheView

ネットでは、Chromeのキャッシュからコピーできるという記事が複数件見つかりました。幸いクロムを使っていたので、期待を込めて試してみました。ChromeCacheViewなるものをダウンロードし、実行してみると、キャッシュされている情報のリストが表示されました。 しかしながら、localhostの情報が一切出てきません。localhostで作業していたため、この方法もダメでした。 仕方がないので、データベースのなかを覗いてみることにしました。

データベースからの復活

たしか、記事の内容は、wp-postテーブルにあったのを思い出して、のぞいてみると、しっかり記録されていました。 post-contentフィールドに、記事のテキストが全部記録されています。 これをコピーして、新たな、投稿記事にコピーすることで、完璧に復元することができました。

下書き保存してなくても、記録されている

もしかしてと思い、記事を書いている途中で、下書き保存せずに、wp-postテーブルをのぞいてみると、記事が書き込まれています。 下書き保存する前の、現在編集中の記事が「post-status」フィールドが「draft」になっているレコードに記録されています。 そして、下書き保存のたびに、revisionのレコードが追加されるようです。   一度も下書き保存せず、編集中の記事を白紙に戻してしまったケース以外は、何かしら残ってる記事を、復元できます。 記事がなくなって、リビジョンでの復活ができないようなときには、wp-postテーブルを覗いてみることをお勧めします。  
まとめ
四苦八苦して書いたwordpressの記事がなくなってうろたえましたが、データベースの中に記事内容が保存されていることが分かり、復元できました。 なくなった理由は未だ分からないながら、大概の場合はデータベースからの復元ができそうで、これが分かれば、とりあえずは安心してWordPressを使うことができます。    

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